明治・大正・昭和を生きた日本人絵付師の生涯

美術、陶器、戦争、NY渡米、渡欧。明治・大正・昭和を生きた夫の曽祖父の自叙伝。大変興味深い内容でしたのでブログにしました。

2022-07-29から1日間の記事一覧

第十一章 ヨーロッパ行(イギリスからオランダ迄)(4)

美術の国、これは誰でも考える事で美術家は是非此処で修行をしなければならない、という事は建築物や郊外の景色が皆絵になる様な事とルーブル博物館には美術品が網羅されており、研究材料に事欠かないという事も重要な要素である。又フランス人が美術思想に…

第十一章 ヨーロッパ行(イギリスからオランダ迄)(3)

歩道にはレストランが軒を突き出したりテントを張って美しく飾りその下には椅子やテーブルが並べてあり人々の食事や休憩の場所となっている。パリーの宵は淡い電燈のもとで何となく情緒がある。 ブルーバール通りはニューヨークの五番街通りロンドンのバイス…